今日も、つらつらと、ゲーム。

YouTubeに投稿している動画の補足だったり、普段考えてることを書いてみたりしようと考えてます。頑張るかどうかは未定です。

【CHUNITHM】金レの頃から考えてみたい虹レのなり方 ver2020

0:前書き
4年前にですが、エアーが稼働して少しが経った後、そして自分が虹レ達成して少しした後に虹レ到達の攻略記事を書きました。

 

(https://ch.nicovideo.jp/inferno_qma/blomaga/ar1136017  たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです、ありがとうございます!)

 

そのうち、初心者向けの記事と、金レまでの道筋の記事は今でもそのまま使えるかと思います。環境は変われど基本的な叩き方に関しては特に変わっていないので、そちらを参考にしていただければと思います。

それで、今回重点的に話していくのは「虹レになるためのベ枠・リ枠の構成と、それに向けての練習方法」についてです。主戦場のLEVEL13の楽曲が140オーバーとなり、好きな曲を詰めてレーティングを上げられる環境となりました。取るのであればしっかりと重点と対策をやっていければ十分に可能なものとなっています。

ただ闇雲にやったところで上手くはいきづらいものですので、最近虹レになった方の話を中心に傾向を説明していき、その後に主に2つのルートでの道筋のヒントを提案していきたいと思います。

これを読んで、少しでも虹レへの歩みがよくなれば幸いです。

 


1:分析

(1)ベスト枠考察

1:鳥達成曲について

これは結論から言いますと、「体力譜面が稼ぎやすい傾向が強い」です。あとは、「研究重視の譜面も結構強い」
具体的には、以下の楽曲です。

 

体力重視譜面
13.0…立川浄穢捕物帳、とーきょー全域★アキハバラ? (ver.にこる)
13.1…おまかせ!!トラブルメイ娘☆とれびちゃん、アイリちゃんは暗黒魔導士!、拝啓ドッペルゲンガー
13.2…害虫、サドマミホリック
13.3…レータイスパークEx、燃えてもエンジョイ!宛城、炎上!!、覚醒楽奏メタフィクション
13.4…中学2年生のアンドロイド、Taiko Drum Monster
13.5…ぜったい!昇天★鎮魂歌♂
13.8…SON OF SUN(研究重視でもある)

 

研究重視譜面
13.0…DataErr0r
13.1…Warcry
13.2…BlythE
13.3…JIGOKU STATION CENTRAL GATE, StufeStern

 

他にも色々ありましたが、虹レ達成者の鳥達成曲を分析していると以上の曲が複数ありました。
正直指押しなんて技術をほぼ無視しても大丈夫な状況になっています。それくらいえり好みして曲を詰められる環境ってわけです。


2:虹レ達成時のベスト枠内容
続いて30曲の内訳について、以下のような傾向がよくみられました。

 

<1>13鳥達成数はまちまち、0もいれば10以上ある人も
これに関して分析していたのですが、固まってる傾向は少なく、個人のプレースタイルに依存していました。
0の場合なら13+のスコア詰めをしているうちにベスト枠が13+で埋まる、逆に鳥が10個以上ある場合は13+や12+鳥はほどほどにってなっています。特に「これ」といった傾向は見当たりませんでした。

 

<2>13.5・13.6のSS+達成曲が数曲ある
たとえば「GARBERA」や「volcanic」あたりですが、これらの曲で1005000以上乗せてベ枠に入れるって方が多かったです。他にも「Citrus Monster」や「Tidal Wave」、(13.4ですが)「最終鬼畜フランドール・S」なんかもよく見かけました。

 

<3>13+のSS達成曲数がいくつかある
これに関しては多くの傾向が見られましたが、SSに達成して、かつベスト枠に乗ってる、というヤツですね。詳細は省きますが、13+でベ枠15を獲得するのに必要なスコアは、

 

13.9 1,001,000
13.8 1,002,000
13.7 1,003,000

 

です。ぶっちゃけ地力上げのついでに狙えなくもないボーダーなのでベ枠15あればバンバンザイ、14.9でも十分収穫って気持ちで狙ってみるといいでしょう。ただし、あくまでおまけ感覚の方がいいかもしれません(やっぱり地力に対してこの難易度の曲だとスコア伸びが少なくなることが多いので)。

ちなみに主な楽曲は


13.9…Climax
13.8…Sound Chimera
13.7…Fracture Ray(SS+達成報告もちまちま)、Grievous Lady、VERTeX、folern, Walzer für das Nichts

 

でした。この辺からは得意、苦手傾向が人によって違ってくるのでその通りとは言えませんが、参考にはなるかなと思います。

 

<4>12+のSSS達成曲数は3~4と少なめ
<1>~<3>の傾向もあるせいか、12+の鳥埋めをされている方は少なかったです。前回記事を書いた頃は13はまだまだ魔境率が高く12+ですら貴重なベ枠確保曲だったのでなんとか必死こいてやって稼いでいたのですが、今はそんな環境はどこ吹く風な状況。いわば12+は「通過点」って認識の方が多かったように見受けられました。
曲リストはリセボ、キラメケ、女装男子など、「虹レを狙う段階なら鳥まで割と労せず、しかもベ枠がたくさんある」って曲が多かったです。

 

<5>ベ枠総括
以上、大きく4つの観点からベ枠の内容を話していきましたが、まず言えるのは「高難易度も頑張れば思った以上にスコアが取れる」という環境です。「下埋めをして、しっかり基盤が固まってから……」という流れではなく、高難易度に積極的に取り組んでいった方がレーティングが伸びやすいのではないかと思いました。


(2)楽曲フィル状況
これは、聞いた人たちの年齢層に依存するので何とも言えないのですが、「全部埋めた」って人はほぼいませんでした。数十曲ノータッチって方も結構いました。別にそれが悪って言いたいわけではないですが、逆に言ってしまえば先ほどの「地力固め」よりは「重点的に攻略」していくことが中心になっている傾向が見られました。
まぁレベル13だけでも140曲あるし、ちゃんとやろうとしたら40クレ以上かかるのでそれだけでも中高生にはスルーできない金額になりますし、何よりフィルする時間が大変です。1曲2分20秒だとすると1回ずつやっても計5時間オーバー、なかなか重いです。


(3)まとめ
大分駆け足の解説になってしまいましたが、ここでまとめていきましょうか。
乱暴に一言に凝縮してしまえば、「ベ枠構成などはフリーだけど、体力重視譜面が結構ベ枠に入り込んでくる」ことでしょうか。鳥達成曲やベ枠構成などは個人でまちまちな状態ですが、後者の傾向はあまりブレていなかったように思います。試しに鳥達成曲やSS+達成曲を体力・地力(バランス)・技術の大雑把な3つの分野に分けてみましたが、やはり体力重視の譜面が半分以上を占めていました。さすがに体力譜面の定義があいまいなので自分なりに定義しますと、

「ノーツ数が多く許容が多いものの、bpmが200↑と高く消費体力が他と比べて高いもの」

といったものです。やっぱりノーツ数が多い曲はそれだけでも鳥許容がラクになるので狙いやすいんですよね。しかし、そこを取れないとなると、指押しがうまいなどの特性がないと少し厳しい闘いになるのではないかと思います。狙える曲数が半分以下になるのは、やっぱりキツいです。


さて、これらの傾向を踏まえた上で、2つのルートについての主な方針を話していこうかと思います。

ちなみに、想定している層は「チュウニズムが初の音ゲーデビュータイトル」の人なため、取得するのに時間がかかる指押し主体のチャートは今回は組んでいません。なぜなら、そういう人は音ゲーである程度うまい経験者がほとんどだから。チュウニズムのシステムに慣れてくれば今の環境であれば自然と虹レになれると思います。万一「俺は暴龍天なのに結構クレやってもなれねぇ!」とかありましたら相談に来てください。


2:攻略案
(1)十分に地力を上げた上で虹レ達成したい人向け
これは主に「虹レになった後も憂鬱にならずに地力が伸びたい!」って人向けですね。自分はこちらのタイプだったので、体験談含め話していければと思います。

まず、この場合なら、特に曲にこだわらず満遍なく触る方がいいでしょう。なぜなら、「弾は多い方が撃ちやすい」からです。

人間というのは、ストックが少ないと結構イライラしてくるものです。ゲームの界隈だとレーティングの上がり下がりで一番神経質になるのはランクとランクの狭間で、特に「これうまくいかなければランクが下がる/上がらない」状況だとなかなかヤバいです。その時に、「詰めれる!」って曲のストックが少ないとマジで精神的にキツくなります。

それを防止するのがレベルフィルです。色々やっておけば、「この曲できなくても別の要素のこれがあるから…」で気持ちの余裕ができます。よく「バッファを作っておく」って言葉が使われていますが、そういう感じです。なんなら時間はかかりますがこの場合ならレベルフィルも一種の手です。ローテーションするだけでも少しずつ地力が上がっていきます(とは言っても、さすがに作業感覚でやってしまうと虚無になるし無意味なのでNGです)。色々なタイプの譜面を触れるというのは、同じ譜面を何度もやることになり、何度もやってるうちに気付かずにクセという化け物のリスクを背負うことになるチュウニズムにおいては貴重な練習方法になります。

デメリットは「見た目の成長速度が結構遅い」。いわば種蒔いて水やって育ててるものですから、芽が出るまでは少し(下手すると割と)ラグがあります。1ヶ月~2ヶ月単位での地力上げを考えることになるでしょう。

しかし、その分芽が出た分の地力の爆上がりはすごいです。1ヶ月に新規AJが10個以上出た、急に精度が上がったなどある時パッと世界が変わります。それを狙っていくのです。

13は「鳥狙える時に集中して、それまではサラッと流す」、13+は全部触ってみる。なんなら14もやってみる。高難易度を全部地力の練習材料にしていきましょう!
そしてベ枠が15以上になったら最後の詰め、使える武器は多くなってるはずなのでそこまで難航はしないはずです!


(2)とりあえず虹レになりたい人向け
こっちは割と書くことが多いのではないかと思います。いわば「対策の教科書」と言った方がいいかなと思います。
とにかく、「ゴールを先に決めて、それに向けて必要な練習を絞って、やっていく」。試験と同じですね。しかもリザルトは試験と比べて1曲ごとと超速く出てくるので、モチベーションの方も十分保てるのではないかと思います。ただ、「爆速しすぎて達成した瞬間しぼんじゃった……」ってことだけは注意してください。俺は弐寺で皆伝取る時にそれやらかしたから……。

 

1:ゴールの設定
まずは、根幹となるレーティングのシステムについて、虹レ関連用に改変して説明していきます。
譜面定数というのは有志の方が……って基礎的な説明は置いといて、レーティングの計算方法から。

 

「その譜面のスコアによって算出された譜面別レーティングの40曲分(ベ枠30+リ枠10)の平均」
(※以前「ベ枠30の平均」+「リ枠10の平均」なんて書いてたことがありましたが間違いでした、ごめんなさいorz)

 

さて、これを色々計算していって、「ベスト枠-虹レになるのに必要なリーセント値」を出してみました。

14.80-15.80
14.85-15.60
14.90-15.40
14.95-15.20
15.00-15.00
15.05-14.80

ベ枠を0.05上げると、必要リ枠が0.20減る、といったところでしょうか。
これを踏まえた上で、チャートを組んでいきます。

 

2:ルートの大雑把な解説
<1>SON OF SUNチャート…ソンソン鳥でリ枠確保してベ枠は適当
さてこんなことを言うのもアレですが、今のレーティング環境、実はぶっ壊れってレベルの楽曲があります。それは、「SON OF SUN」! 通称ソンソンですね。ちょっと体力寄りではありますが、対策さえしてしまえば鳥再現がしやすいことで有名になりました。インド人とかウィンド人以上にやりやすいって声もあるとかないとか。インド人が稼ぎの時代は終わったんや……。

まぁさすがに次回作で定数下げられる可能性も十二分にあるので、ここでは15.8ルートと15.6ルートに分けておきます。

 

15.8ルート
鳥安定前提の話になりますが、これならベ枠平均が14.8でも十分に達成できます。ラクですね。ラクなのか?
自問自答はおいといて、この場合は最低限の地力上げをした上でソンソン攻略に取り組むことになります。各曲攻略は他の記事や動画にお任せしますが、少なくともbpm200のエアーの上げ下げを苦なくこなす必要なのは確実でしょう。後は曲相性もありまして、何度やってもうまくいかない場合はこのルートはオススメできません。
基本的には高bpm・物量の曲を重点に練習していくことになります。基準は「bpm200↑、8分主体の譜面」ですね。代表的な譜面で言えば「ケモノガル」「鎮魂歌」「オススメ」「キラメケ」「あいりちゃん」「とれびちゃん」「インド人」「ウィンド人」あたりでしょうか。特に後者2つは対策重視の譜面なので、研究が好きであればこちらもスコアを伸ばすことを薦めます。
ソンソンの攻略がある程度終わったら、他の13や13+も触っていきましょう。参考までに、ベ枠15を取るのに必要なスコアを書いておきます。


14.1 計算上めんどくさいので略(多分997とか8とか?)
14.0 1,000,000
13.9 1,001,000
13.8 1,002,000
13.7 1,003,000
13.6 1,004,000
13.5 1,005,000
13.4 1,005,500
13.3 1,006,000
13.2 1,006,500
13.1 1,007,000
13.0 1,007,500


ソンソンチャートならこれよりも少なく見積もっても大丈夫で、なんなら14.6があっても大丈夫です。ただし、使える武器が「物量」に限られてくるため(これは以降も同じ)、伸ばせる曲は全曲中半分~1/3程度と考えておいてください。
そして土台が固まったらソンソン粘着でリ枠15.8。そして達成、お疲れ様です。
一応余裕をもたせるならリ枠15,7でも大丈夫なようにベ枠を14.83くらいあるとハゲずに済みます。


15.6ルート
もし下がった場合も、ベ枠14,85にしていく方針で考えれば大丈夫です。この時期のレーティング推移は意外と動くから、割と気楽に考えて大丈夫です。もしダメそうなら、ベ枠のケツの数値を上げていく方針で大丈夫ですね。それだけでも特効薬のように上がります。
基本的には15.8ルートと同じですが、ちょっとスコア重視で考えていくことになります。


<2>13SSSチャート
「ソンソンは苦手じゃー、どうりゃいいんだー!」って場合はこのチャートです。

このチャートでは鳥を目指す曲を絞っていく流れになります。。最低地力はソンソンで掲げたのと同じですが、研究していく譜面は増えます。足りない地力は研究でカバー、これが基本の考え方になっていきます。
候補は色々あるので明記はしませんが、指押し要素が多めになり、擦りが増えて運要素が増えるものは避けた方がいいでしょう。ドレノとかオアスとか極圏とかゲンガオゾとか、指の独立がしっかり出来ないとグダグダになる譜面はスルー推奨です。逆に薦めやすいのは害虫、、エンジョイ炎上、StufeSternなどです。
で、自分ができそうかなって思った譜面はしっかりと研究。まずは他の人の動画を見て(出来れば同じレベルの人の動画が見つけられれば儲けもの、もちろん上手い人のと併用で)運指を決めてエアプ練習、動けてきたかなと思ったら実機で挑戦し違和感があった部分を修正していく、という流れになります。ドケチしたいなら推奨です。
あとは平行して13+のSS埋め、もしくは12+のうち12.8や12.9の鳥埋めをやっていきます。12+はどちらかと言えばモチベ維持や地力の下限上げ、13+は地力の上限上げに使えるといいでしょう。ベ枠に入り込めればなおヨシ。
それと、プレイ曲数は40(不安なら50、60)くらいに絞って対策しておくことで、短期的に伸ばせるかなと思います。
絞り方として一番有用なのは、譜面動画を観ること。ボケーっと眺めるだけでも大丈夫です。「やったことはないけど、譜面は知ってる」状態は作っておきましょう。最初から「やってないし譜面も知らない」は判断の幅を狭めることになるので、観るだけでもマシになります。出来そうなら取り組み、出来なさそうならスルー。あまり切り捨てると後々困ってしまいますが、ある程度は問題ないでしょう。


以上が対策チャートの説明になります。大まかにまとめると、

 

共通
・ベ枠に入れる譜面の候補をあらかじめ決めておく
・研究をしておく

ソンソンチャート
・ソンソンを重点的に攻略する
・他譜面は体力譜面に絞って練習
・土台が整ったらソンソンで押し切り

13SSSチャート
・譜面研究はまんべんなくしっかり
・ソンソンチャートよりは触る曲種を増やしておく
・フィニッシュは現段階最高ベ枠の曲周辺


といった流れになります。

 

3:終わりに
以上、虹レに関する考察を話してきました。

改めて感じるのは、今の虹レは「様々な要素で相当の努力をしないとたどり着けないもの」から「物量譜面に慣れるなど要素を絞って練習していけばしっかりなれるもの」に変わっていったことです。ここで「昔の虹レはすごかった」などと神話の類を持ち出すつもりはありませんが、少なくとも「ひとまずの最高段位に到達するなら他音ゲーと比べて難しくなくなった」ことについては確実に言えると思います。当たり前だけど簡単って意味ではないですが。

また、虹レになった後も色々な道があります。そこがゴールだから他のゲームに移るもよし、よりうまくなるためにレーティングを上げるもよし。モチベがなくなることもあればモチベも上がることもあり。ホントに人それぞれでしょう。

それでも、この記事が1人でも方針に迷っている誰かの道しるべになれば幸いです。

最後に、データ提供をしていただいた方への謝辞で締めたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました(漏れがありましたら教えてください)

 

配信でデータを教えていただいた方々

YKNFさん、Myusβさん、Shimareoさん、KAORUさん、リクトさん、涼仁さん、Orchisさん、にゃもちゅーるさん、nosinさん、アルティメットセンパイさん、哀弥蕾夜さん、りーまさん、にゅーすぺーぱーさん、!ふぁば?さん、月読寺 霧 /kiriファミリアさん、乳製品さん、七海かじさん、CR KAEDEさん、先輩ビューティーさん、しんじゅさん、Niraさん

 

DMでデータを送っていただいた方々

うみっきーさん、かるりーるさん、レインさん、cookiedcさん、さかさん、Nasimaruさん、ライムさん、ともさん、瑛太さん

 

追記(11/29)

配信版、完成しました! 前半45分でしっかり解説しています!

youtu.be


参考
http://www.atomic--age.net/information/chunithm/system#TOC--14

(レーティングデータ集)